皆さんこんにちは!
5/14〜15から、桧原湖全域で一気に産卵が始まりました。

綺麗に作られた産卵床「ネスト」。
造形美ですね。
そして5/18〜19日から「半プリ」と呼ばれる、一度目の産卵を終えて2度目の産卵も後に控えるメスも釣れ始めました。

産卵時にヒレが擦れたようにボロボロ(ギザギザ)になるのがメス。
尾鰭、臀鰭、腹鰭、胸鰭が傷つき、まだお腹に卵の膨らみが残っていれば半プリと判断できます。
この状態の魚が「アフター回復」と勘違いされる場合も多いですね。
半プリの卵の残り具合は個体によって異なり、一度目の産卵でより多くの卵を産み落とした場合はお腹の膨らみも小さく、半プリかアフターか判断が難しい事もあります。(一度の産卵で全ての卵を産み落としアフターとなる個体も居るのかなとは思います)

半プリのメス。

産卵前のプリのメス。
メスのヒレの傷が完全に修復される7月初旬中旬頃までは、ヒレに擦れたようなギザギザの傷がなく、お腹も膨らんでいない個体はオスと判断して良い場合が多いのかなと思います。
ヒレが修復されると、オスかメスかの判断はできなくなりますね。

アフターのメス。よりヒレの傷が目立ち、体表のヌメリ感がかなり少なくなります。

こちらはオス。ヒレに傷がありません。(釣り人に釣られる事でオスのヒレにも割れ目が入る事はありますが、メスのそれとは見た目が異なります)
オスの場合、魚体を見ただけではプリのオスか、ネストを守るオスか、アフターかの判断は僕にはできません。
ネストを守るオスでも、ニゴイ等の外敵に襲われていなければ普通にトップウォーターにも食ってきますしね。

一度目の産卵は水温が13〜14℃を上回ったエリアから一斉に行われますが、半プリの個体が2回目の産卵を行うタイミングは1回目よりバラつきが生じる事が多いと思います。
経験上、一度目の産卵を終えてからしばらくの間の水温上昇が鈍ければ二度目の産卵は遅くなり、逆に早ければ早々に二度目の産卵を済ませてアフターになる個体が多いと感じています。
6月が寒い年は7月に二度目の産卵が集中した事も過去にありました。
その点、今年は5/15〜20までの期間が連日暖かく、桧原湖でも25℃を超えた日があったほど。
よって、一度目の産卵が始まった水温13〜14℃から急激に温まりかなり水温が高くなっていますので、二度目の産卵を早めに終える個体は多くなるのかなと予想しています。

ちなみに、産卵開始のタイミングでよく語られるのが潮回り「大潮」ですが、少なくとも桧原湖のスモールマウスについては一度目の産卵は潮回りよりも「水温13〜14℃で安定または上昇続き」のタイミングで行われていると感じます。

こうして釣れた魚がオスかメスかをよく観察していると、同じアフタースポーンでもオスとメスで異なる行動をとる傾向がある事に気付くと思います。
魚釣りのこういった部分にも興味がある方いらっしゃいましたら、気にして観察してみてください(^^)
