ハリネズミミニの使い方

ハリネズミミニの使い方

さて、今回は利根川テストです。

利根川

今回は長門川や将監川には一切入らず、利根川本流を中心にバスボートテストを行ってきました。

利根川は時期的にスポーニングの終盤に当たっており、まさにそのような状況をリアルに実感する一日となりました。

当日はここ数日暖かい日が続いており、今日も非常に穏やかで気温の高い日でした。

朝はパーカーが必要でしたが、日中は吸汗速乾のスコーロン長袖とTシャツで快適に過ごせる陽気。

ボートでの走行中も寒さを感じず、風も2〜3m程度と穏やかで、絶好の釣り日和でしたね。

晴天により水温も急上昇しました。

平日とはいえ、湖上には多くのボートが出ていました。

利根川も5月に入り、本格的にシーズンインした印象ですね。

この水温20度から23度というコンディションの中、現在開発を進めているプロトタイプのテストをいくつか行いました。

産卵行動には月齢が関係するという説も多くありますが、私は全くそれを信じていません。

バスの産卵はやはり、その前日や前々日から続く雰囲気、いわゆる「産卵ムード」が重要だと考えています。

寒い日が続けば産卵行動は抑えられますし、強風北風でも吹けばムード台無し、一気に産卵から遠ざかってしまうイメージを持っています。

今回は実際に産卵場所となりそうな場所近辺では、10匹以上のバスを目視できましたが、やはり産卵に集中している個体は非常に食わせづらく、ルアーには反応しませんでしたね。

ただ、オスもベッドを作っているタイミングでもなく、ペアでウロウロしている時期になっていました。

これも本当にタイミング次第で食ったりするのですが・・・。

仕方ないので深追いせず、彼らを一旦無視し、通常のエビ食いスポットを淡々と打っていく戦略へと切り替えました。

結果として、ワンド内や安定感のあるテトラ帯といった産卵場所に隣接するエリアで、フィーディング中の個体を狙い通りに3本キャッチすることに成功~。

ハリネズミミニ

この気難しい状況を打開したのが、現在発売中のハリネズミミニです。

今回は3.5gシンカーのリーダーレスダウンショット(直リグ)でアプローチしました。

ここでハリネズミをカバーに投入する際の特徴を述べてみましょう。

 

・フック姿勢の安定性と根掛かり回避

ハリネズミシリーズをカバーに投入する際のリグは、テキサス、ベイトフィネスジグ、そして直リグ(リーダーレスダウンショット)の3種が私の基本となります。

今回、リーダーレスDSを選択した最大の理由は、テキサスリグよりもまっすぐ落ちるその性能とフックが常に上を向くことによる姿勢の安定性です。

エラストマー素材の特性上、針先を完全に隠すことは避けた方が良いため、根掛かりを回避する上でフックポイントが上を向くメリットは非常に大きくなります。

ハリネズミ特有の大きな「耳」がガードの役割を果たすことと相まって、テトラやブッシュの奥でもストレスフリーで攻めきることができ、カバー攻略性能としては満点と言える仕上がりになります。

 

・自発的駆動レスポンス

リフト&フォールだけで自発的に駆動する足のレスポンスと、着水音の静かさが特徴です。

これにより、余計なシェイクをしなくても良く動くので、結構何もしなくても安定して釣果が叩き出せます。

 

・スイミング時の動き

何といってもエラストマー系のストは上下の動きの艶めかしさが特徴!

ハリネズミ自体は上に行きたがるのですが、シンカーによって下に抑え込まれる。

この上下の動きの差によって艶めかしい動きを演出できるのです。

つまり、落としても、何もしなくても、ストしても、何をするにしても良い動きになる。

ただ、エラストマー系は保管に注意しないと型崩れが起きやすいのでそこが欠点ですね。

ハリネズミミニ2

今回使用したロッドは、次世代フェンウィックプロトモデルです。

前作より硬さを5%抑え、しなやかさを追求したモデルでテストを行いました。

フッキング時のブレのなさや芯の強さは格別!

非常に完成度の高い一本に仕上がってきています。

現時点での発売時期(発売するかどうかも)は未定ですが、自信を持って勧められるロッドです。

既存の「エイシス 68CMJ」とは設計思想が異なり、このロッドは特殊構造による高い剛性と、トレカT1100G素材によるパワーが特徴です。

フェンウィックらしいしなやかさを維持しつつ、最強の剛性を備えています。

感度を追求しすぎず、雑音を排して必要な情報だけを伝える、実戦向きのセッティングです。

無闇にガイドを増やさない仕様も含め、一つの完成形に到達したと感じています。

フラットペッパー 60F

また、本流でシーバス?の釣果があったのは「フラットペッパー 60F」でした。

このルアーはフラットサイドクランクでありながら、ミノーのような鋭いフラッシングを伴うダートアクションが可能という、実は非常に珍しい特徴を持つフラットサイドクランク。

クランクというよりもフラットサイドジャークベイトという概念を持ったルアーなのです。

昨今のジャークベイトやウキウキパターン(死語かな?)のようなテクニックにおいて、この独自のレスポンスは非常に優秀です。

少量生産での再販も検討したい逸品ですがどうなるか・・・。

今は中古市場を探してみてください(笑)

パワーポール

ルアー開発もボート維持もトラブルの連続です。

テスト外の出来事として、パワーポールが1本破損するトラブルがありましたが、現場での応急処置で無事に帰還できましたが、ボート維持にはこうした経験に基づくトラブル対応力も必要不可欠です。

バスボートは壊れるものなので・・・。

ハリネズミミニ(3.5gリーダーレスダウンショット)

ハリネズミ3

★タックル★
ロッド:フェンウィック プロト 69CMJ
リール:アルデバラン31HG
ライン:アブソルートAAA 14lb.
ルアー:ハリネズミミニ(3.5gリーダーレスダウンショット)

ロッド:フェンウィック プロト 62CMLJ
リール:アルファスエアTW 8.6L
ライン: アブソルートAAA 12lb.
ルアー:フラットペッパー 60F

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