【遠征】七色・琵琶湖・大江川を巡る出張テスト!

【遠征】七色・琵琶湖・大江川を巡る出張テスト!

皆さんこんにちは、大津です。

さて、今回はちょっと久しぶりにまとまった日程を確保できたので、関西方面へ遠征テストに行ってきました!

新しいフェンウィックのプロトロッドを持ち込んで、各地のフィールドスタッフと意見交換をしながら開発を進めていきました。

七色ダム:スポーニングの遅れと次世代ロッド

まずは七色ダムからスタートです。

現地スタッフの山岡計文さんのボートに同船させてもらい、開発のアイデア出しを行うのがメインの業務です。

今回は広報用の動画撮影ということで、弊社のマーケティングチームの若手にも同行してもらいました。

実は昨年、同じ時期に七色ダムを訪れていました。

その時は、バスの産卵がかなり終盤(アフタースポーニング)で、クランキーダーター50Rやソフトシェルトンボでバイトが多発したという前例がありました。

特にクランキーダーター50Rは、昨年七色ダムで恐ろしく反応が良く、超クリアウォーターでのメタルリップの釣りを再認識したタイミングでした。

ところが今年は少し状況が異なりました。

一度スポーニングに入ったのですが、その後冷たい雨に見舞われ一旦スポーニングがリセット。

その影響で、七色ダム関してはスポーニングがやや遅れている状況。

つまり、アフターで浮いているバスがとにかく少ない状況でした。

印象としては、スポーニングの難しさを引きずった後半戦といった感じです。

それでもクランキーダーター50Rには小型ながら15バイトほどあり、動画としての見応えはあると思います!

さらに山岡さんはハリネズミベビーの虫系提灯で48cmクラスのナイスサイズを引っ張り出してくれました。

ハリネズミベイビー

夜は湖畔で山岡さんたちとジビエ焼肉で開発トーク。

今回宿泊した山岡家の経営する「湖畔の宿なないろ」は、七色ダム湖畔にある宿です。

地元の山菜や鹿肉等をいただけるので、遠征の方はぜひ利用してみてください~。

ジビエ焼肉

気になる開発の話ですが、来年のフェンウィック新機種のテストはほぼ完了。

次のプロトロッドの構想が固まりました。

このロッドは間違いなくフェンウィック史上最高を仕上がりです。

工場・素材・スタッフたちの意見すべてを融合させた最高傑作です。

このロッドは「ひと振りですべてを語る」そんなロッドに仕上がっています。

ただ、価格は高いですからね・・・。※ほぼ為替のせいですけど。

ちなみに色々行っている山岡ミノー(プロト)はアクションのキレが足りなくてボツ寸前。

リップを工夫して調整する予定ですが、今のところ仕上がる気配がゼロなのが最大の懸念点ですね(笑)。

開発なんてそんなもんです。

琵琶湖:ババ荒れの湖上

七色ダムを後にし、次は琵琶湖へ。

からすまフィッシャーマンズパークから、フィールドスタッフの日置氏のボートで出船。

当日の天気は、大雨に加えて南風4〜5mのババ荒れ。

通常のアフター期ならかなり釣りやすい日になるはずだったのですが・・・なかなか厳しい。

ちなみに、ライブスコープを覗くとバス自体は映るんです。

決して全くいなくなったわけじゃなく、数が適正になり、状況に完全にアジャストさせないと口を使わないテクニカルな湖になっているのが「釣れなくなった」と言われる所以かと思われます。

今回は広報宣伝の縛りなく、むしろ開発業務画面だったため 今、琵琶湖で話題のアイテム等 他社ルアーもいろいろと使いました。

結果、50アップ2本を含む計3本をキャッチ。

ロッドのテスト自体もしっかりできました。

いろいろと改善点も見つかったので、その点はフィードバックですね。

ただ、来年の新しいフェンウィックはキャストしていても圧倒的ですし、魚を掛けても圧倒的、もうとにかく「気持ちよく使える」ロッドです。

このロッドを説明するなら、ブランクス自体は「軽いPMX」という表現がぴったりで、パワーも軽さも最強です。

しかも、先代のゴールデンウィング並みの感度を有している。

メインマテリアルは東レのトレカでナノアロイ技術が使用されています。

しかもそれを独自の製法でつなぎ合わせており、カーボンロッドならではのウィークポイントを解消しています(まだ秘密ですが)。

素材はもう現代ロッドビルディングの中で最高峰のレベルに到達しており、あとはそのブランクスをどのように味付けしてくか?という作業です。

このブランクスに合わせ、ガイド設計も見直しています。

大江川:日本一!?のプレッシャーとマイクロベイトパターン

遠征最終日は中京の大江川へ。

現地に着いてとにかく驚いたのは、人の多さ!

流して歩いていると対岸からも人が歩いてくるレベルで、人口密度はおそらく日本一です。

しかし3面護岸でバスフィッシングウェルカムなのは本当にありがたい環境で、人気なのも納得です。

水質は代掻きの影響で上流(特に東大江)は激濁り、下流に行くほどクリアアップする例年通りの感じでした。

朝イチはソフトバンク裏から高校裏にかけて、35〜40cmの見えバスを2匹確認。

しかし8時を過ぎると天気が急回復して気圧が急上昇。

これでバスが完全にだらけてしまいました。

過去、ステルスペッパー110Sで50cmオーバーが出た前例があるのですが、今回はそんなシャローの浮き物は完全沈黙。ちょっとこれはまずい。

そこで早々に切り替えて、私が以前から提唱しているクリーピーミノー2.7inを使った「マイクロベイトパターン」を投入。

これがハマって、小バスとギルを合わせて8本キャッチして終了となりました。

高校裏では3cmほどのバスの稚魚の巨大なスクールも見えて、産卵自体は100%成功している様子でした。

クリーピーミノー2.7

ちなみに今の時期、大江川沿いの桑の木から実がポトポト落ちる「桑の実パターン」があるのですが、その下にデカい鯉が陣取っていて、バスがシェードに入りづらくなっているのが気になる点ですね。

実が落ちきるのを待つのが安牌でしょう。

まぁテスト中心でしたのでしっかり釣りこむことはできませんでしたがもし今、陸王などの試合でここを釣るなら、「朝イチは野良ネズミで勝負して、天気が崩れたらプロップペッパー。日中晴天ならばノーシンカーワッキー掛け展開」という戦略を組む感じでしょうか?

遠征・同船テストって、何をしているの?と疑問に感じる方もいるかと思いますが、基本的には「他人の釣りを観察」しています。

アングラーがどんなルアーを選択し、どんなスタイルで釣りをしているか?何を考えルアーを選択し、どうしてその場所を選んだのか?そして一連の流れの中でどんな道具が必要とされているのかなどです。

自分がロッドを振る時間はあまり多くないですね。

実は開発者になると、人の釣りを観察するのが本当に面白くなります。

自分とは違う方程式で魚にたどり着いていく。

その点を把握し、開発に活かすのが醍醐味だったりします。

★タックルデータ★
ロッド:フェンウィック プロト 60SULP+-STJ
リール:エアリティST
ライン:リアルデシテックス0.4号+LDLフロロ1.25号
ルアー:クリーピーミノー2.7 V2ヤマメ8号 ヨーズリガン玉5号

ロッド:フェンウィック プロト 69CMJ
リール:タトゥーラ80
ライン:アブソルートAAA 16lb.
ルアー:いろいろ

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