さて、今年もやってきました艇王!!
今回は「艇王2026 BATTLE_1 桧原湖戦」のプラクティス2日間の振り返りです。
対戦相手はハイドアップ社の西川慧さん。
初のメーカー社員対決、そして初の桧原湖開催&レンタルエンジン船となりました。
試合でも使用した、ゴールドハウス目黒さんから14ftの15馬力アルミボート(MOTOYAMAスペシャル4 MZ14ワイド)をレンタルし、本番の戦略を組み立てるべく湖全体を巡った2日間の感触をまとめてみましょう!

桧原湖初日
★桧原湖プラクティス初日:爆風と霧の生命感なきシャロー
初日は朝から強烈な北風が吹き荒れ、途中霧で対岸が全く見えないほどの過酷なコンディションでのスタートとなりました。
連日の風の影響もあり、シャローは全体的に濁り気味という感触。
「スピナーベイトなどの巻物を巻けば朝からハメられるのでは?」という雰囲気を醸し出していたものの、現実はそう甘くありませんでした。
場所によって風の抜け方が劇的に異なり、京ヶ森の入り口などはエレキ(70lb)のダイヤル4でも船が止まれないほどの爆風。
ダイヤル5でようやく前進できるという荒れ模様でした。
2週間前の桧原湖釣行では雄子沢、特に日当たりの良い山荘下周辺の浅いブッシュを回遊し、エビを捕食するラージマウスの姿が多数確認できていたのですが、この日はもぬけの殻。
見えたラージはゼロでした。
水温は21℃前後。
この水温域では太陽パワー(日射)がないとシャローのエビや虫の活性が上がらず、それに伴ってバスの動きも鈍ってしまうという現実を感じました。
結局、初日は全域をエレキで流し倒したものの、目撃したのはスモールと沖のフィーディングが3回ほど。
キャッチはゼロという、生命感を全く感じられない過酷な1日となりました。
ただし、肉眼では見えないものの、ライブスコープ(プラクティスでは使用可能)で「ごちゃごちゃした入り組んでいるブッシュの奥」を覗くと、プレッシャーを避けたデカいバスが身を潜めているのを確認。
本番へのヒントを僅かに得て初日を終えました。

桧原湖2日目
★プラクティス2日目:快晴がもたらした激変とエビボイル
一転して2日目は、朝の薄霧のちに青空が広がる完全な快晴・無風。
暑さで飲み物が足りなくなるほどの天候となりました。
「太陽が出れば、エビがシャローにグッと入り、それを狙うバスのスイッチが入るはず」と踏み、朝一は桧原大橋のワンドへ向かいました。
この狙いは見事に的中し、シャローでエビを激しく追い回す1kg超のグッドサイズなスモールを10匹以上確認!
しかし、彼らの警戒心は極めてシビア。
ルアーが少しでも手前に落ちると完全に無視。
岸ベタベタの激浅な位置に正確に落とし、オーバーハングの枝などにラインを引っ掛けて「ポチャポチャ」と極めてタイトに誘い続けなければ、絶対に口を使わないという超絶難易度・・・。
ネコリグやノーシンカーでなんとかバイトへ持ち込み、一度掛けるも無念のフックオフ。
ただ、この日は太陽パワーのおかげでトンボをはじめとした虫たちの活性が一気に急上昇し、それにつられて水中全体の活性も劇的に向上。
前日とは打って変わって、ディープエリアを含め「どこをやっても釣れる」というお祭り状態のイージーな一面も見せ始めました。
★今回のエリア選別とスペシャルなスポット
9時頃には、ラージマウスの可能性を検証するため再び雄子沢周辺のシャローへ。
2時間ほど粘る中で、「日当たりが良く水深がだらっと浅いエリアにある、影がしっかり出る深さ(身を隠せる隙間)のあるブッシュ」を発見。
そこだけはエビボイルがボコボコと多発しており、タイミングさえ合わせれば確実に試合でラージを仕留められると確信しました。
しかし問題は、今回メインとなるであろうスモールマウスの戦略です。
本番の艇王は「ライブスコープ禁止」。
プラではスコープを使用し、ちょい沖のフラットやウィードエッジに多数の魚影を確認していましたが、7gフリーリグを落としても遠くから見に来るだけで、ボトムで本気食いするほどの爆発力に欠ける印象。
ライトキャロのドラッギングも不発で、ライブスコープなしでこれらをブラインドで追いかけるのは「極めて危険」と判断しました。
そこで目をつけたのが、大橋の南北に位置する西岸の岬エリアです。
ここは平均800g〜1kgというワンサイズ上の魚が混ざるエリア特性があり、その中でも今回は「トンネル下」と呼ばれる岬は異次元のポテンシャルを放っていました。
多少の泥を伴う岩のバンク、スティープな斜面、下流側のブイ、ウィードが複合するこのスポットだけは、晴れ・曇り・雨、朝夕を問わず常にバスが供給され、ボイルが多発していたのです。

ステルスペッパー70Fでの魚
★本番への戦略とタックル
このトンネル下の岬で圧倒的に効いたのが、とあるワームのネコリグ(詳細は艇王動画にて!)。
ウィードエッジの3〜6mに潜み、7cmほどのワカサギを食べているグッドサイズに対し、ライトリグを投入していくのが最も手堅いと結論づけました(ウィードの上をステルスペッパー70Fで通してもキャッチに成功)。
ロッドは独自のブランクス技術を用いたプロトのフェンウィックロッド(60S XULP+ J)を使用。
このロッドは桧原湖戦用に山岡氏の要望で作り上げたスペシャルブランクスです。
最終的に、本番への戦略は「雄子沢周辺の2箇所のブッシュで一瞬のタイミングを狙う野良ネズミエンペラーでのラージパターン」と、「トンネル下を軸とした西岸岬での手堅いスモールライトリグ戦略」の2本立てに集約。
ただ、スモール戦略を考えたディープのプラクティスは全体の20%ほどしか行っておらず、当日自分の中で煮詰めていく必要性もあるなと感じました。
本番3日目は、朝から大雨と北の爆風という再び過酷な天候へと急変することになりますが、プラで見出した「エリアの爆発力」を信じて挑みました。
果たして西川さん相手にどのような展開になったのか・・・?
動画の公開をお楽しみに!

食べていたワカサギ
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