さて、芦ノ湖です。

今回はライブスコープを全面的に駆使した沖のディープ〜中層攻略を実施してきました。完全に沖にストックされているバスをいかに攻略するか?というテーマです。
湖全体を広く探っていきましたが、特に南エリアの「百貫の鼻」から「白浜」にかけてのエリアにおいて、バスが大きなスクールを形成して回遊しているのを確認できました。
基本的にはこのスクールに対してどのようにアプローチしていくかが、今回のひとつの正解であったと感じています。
今回の主な目的は、現在開発を進めている「オーバーシュートスイムジグ」のテストを兼ねた実釣でした。
中層に浮くバスに対してスイムジグで横の動きで追わせ、食わせるというアプローチを中心に行っていったのですが……結論から言うと、この時タイミングの芦ノ湖において「中層でスイムジグ系を追わせて食わせる」というメソッドは、それほど効果的ではないという感じでした。

ライブスコープの映像を細かく観察していると、バスはルアーに対して反応は示すものの、中層で追いかけてきてバイトまで至る動きには勢いがない!今の時期、芦ノ湖のバスが中層のルアーに口を使うためには、スローに引くか、あるいは「ボトム」を強く意識させる必要があるようでした。
これは榛名湖などでも同様の現象が見られるのですが、要するに「ボトムに一度置いて、ボトムで食わせる」というプロセスを経ないと、なかなか本気で食ってこない状態でした。
ジグにスカートを装着し、ボトムまでしっかり追わせてからのボトムシェイク。これが今回、最もバスの反応を引き出せるアクションだったという感じです。
また、今回はダズリングフラッシャーなども試してみたのですが、こちらもボトムを使わないと最後までルアーを追い切らない印象を受けました。
ただし、芦ノ湖のボトムはウィードが繁茂しているエリアが多く、安易にボトムを引きずるとゴミを拾ってしまうという難点もあります。
中層で食わせるにしても、例えばステルスペッパー70のような、極めてスローに引けるハードルアーでなければ追いきれないのかもしれませんね。
基本はやはり「ボトムを使う」か「完全に表層を使う」かの二極化だと感じました。
なお、少し荒れ模様だったためスクールが形成されていた南のエリアは早々に断念。
表層直下を泳いでいるバスも散見されましたが、仕方ない・・・。こういった魚に関しては、時期的にシケイダーマグナムなどを遠投してシェイクで魅せる虫パターンが有効だったはずです。
当日は気温が少し低くセミの鳴き声も控えめでしたが、表層の釣りがハマる感覚は十分にありました。

そうした状況の中、実際にキャッチに至ったのは2つのエリアでした。
1本目はボートハウス「陣屋」さんの沖。単発で沖を回遊していた、少しスクールから外れた個体です。そしてもう1本は、箱根園沖の一角でした。
この箱根園沖は、南北の風がぶつかり合うエアポケットのような場所になっており、湖面がピタリと穏やかで風がない状態が生まれていました。バスのストック量も多く、なおかつ口を使いやすい環境が整っていたと言えます。
結果として3回かけて2本をキャッチ。そのうち1本は見事な50アップでした!

今回、私が提唱し、長年テストを重ねてきた「トレーラーワームを一切つけないラバージグ」というアプローチです。このトレーラーを付けず、ラバーのみで誘うスタイルのラバージグを、今回正式に「ラバーヘアジグ」と命名することにしました!
海外(特に英語圏)では「Hair Jig(ヘアジグ)」というカテゴリーが明確に確立されています。
日本のバスアングラーにとっても「ヘアジグ」という言葉は馴染みが深く、その延長線上にあるラバージグの進化形として「ラバーヘアジグ」と呼ぶのが、最も直感的で分かりやすいと考えたためです。
バスにルアーを食わせる本質とは何か? 私はその根幹は「動き(波動)」にあると考えています。
ルアーの動きのみを極限まで追求していくと、実はポークやワームといったトレーラーは「付けない方が、ラバー本来の生き生きとした自発的アクションが出る」という結論に達しました。
もちろん状況次第ですが、トレーラーの重みや抵抗がないからこそ、ラバー一重一重がフレキシブルに動き、バスを狂わせる!
すでに榛名湖や河口湖、西湖などのフィールドにおいて、私以外にも一部のエキスパートがフットボールジグにラバーのみを装着し、シークレットとして密かに釣果を上げている例が見られます。

現在、手軽にこの「ラバーヘアジグ」を体感していただけるアイテムとして、弊社の「スーパーバイブレーションスカート」および「スーパーバイブレーションスカートフラット」があります。
既存のジグにこのスカートを取り付けるだけで、驚くほど生々しい動きを演出することが可能です。
さらに、ここで提案しているのが「ラバーのカットチューン」です。そのまま使うのではなく、アングラー自身がハサミでカットを施すことで、動きの質やフレア感が激変します。
「自分好みにチューニングして釣る楽しさ」をぜひ味わっていただきたい!
定価500円というお手頃な価格で、手持ちのジグやスピナーベイト、バズベイトがまったく新しい兵器に生まれ変わります。そして来年には、このコンセプトを昇華させた「オーバーシュートスイムジグ」のリリースも控えています。
っということで、真夏の芦ノ湖。「ラバーヘアジグ」の圧倒的な破壊力と50アップの迫力を再確認できる素晴らしい釣行となりました。私にとっても未知数であるこのラバーヘアジグの世界。さらなるテストを進めていきたいと思います!
★タックル★
ロッド:フェンウィック プロト 69CMJ
リール:メタニウムDC
ライン:フロロカーボン 14lb.
ルアー:オーバーシュートスイムジグ(プロト)
