そろそろステルスペッパーのキャロライナリグの季節です

そろそろステルスペッパーのキャロライナリグの季節です

さて、昨年のH-1GPX芦ノ湖戦でも4位入賞と大活躍したステルスペッパー70Fですが、2026年はさらにその派生形モデルとしてステルスペッパー70SF-Rが登場しました。

津久井湖にて

ステルスペッパーをキャロライナリグで使用する、通称「キャロステルス(ステキャロ)」。

このテクニックの始まりは諸説ありますが、西湖・河口湖のディープを攻略する通称「ステキャロ」を始まりとする説と、野尻湖のスモールマウスバスを攻略するのが始まりとする説があります。

私も長い間、特に秋のバスを攻略するテクニックとして使用し、昔から何故かワームよりよく釣れることのある(?)謎のテクニックとして使用していました。

このキャロステルスのスペシャル感を実感し始めたのは、ライブスコープを使い始めてからでした。

画面上に見ると、とにかくバスの反応が異常に良い!

ワームに見向きもしないバスが次々に追尾、バイトしてくる映像は、長年、釣果による経験則でしか語れなかったこのキャロステルスのパワーを実感するには十分な証拠でした。

そして当然、ライブスコープが無くても同じことが水中で起きていたということです。

ではなぜステルスペッパーがこれほどまでに効果的なのでしょうか??

理由はよくわからない部分が大きいのですが……実は「音」によるアピールが強烈に効いているのではないか?というのが私の考えです。

金属が高速回転するスレ音は、水槽でテストしてみるとその大きさに驚くほど。

このプロップベイトのスレ音が効果的という説を唱えている方をほかにも耳にしたことがあるので、やはりその音が釣れる本質的な部分なのかもしれません。

ペラを黒く塗っても、同じように寄ってきます。

シンカー調整はこのスイベルが便利

このキャロステルスですが、フィールドの状況によって明確な使い分けが存在します。

まず、ベースモデルである「ステルスペッパー70F」は、クリアウォーターで極めて効果的です。

使い方は至ってシンプルで、「何もない中層を引く」ということ。

実はこれが最大のキモになります。

クリアウォーターではバスが遠くからでもルアーを見つけてすっ飛んで食うので、水深10mの5mラインといった適当なレンジの引き方が効果的。

むしろボトム付近を泳がせると釣果が伸びないことがあるのです。

ただし、通常モデル(70S)や70Fをそのままマッディ寄りのリザーバーでキャロとして使用すると、いくつか問題が出てきます。

シンキングモデル(70S)ではボトムを感じる前に根掛かってしまいます。

フローティング(70F)にすれば、水中を引いた時にシンカー部分が先にボトムに到達するためフラットのゴミや岩場での根掛かりは皆無になりますが、

これが津久井湖・相模湖・亀山湖といった、やや濁ったリザーバーのオダ等のストラクチャーとなるとそうもいきません。

リップ構造が無いダブルスイッシャー系の宿命で、オダ等にぶつかると、とにかく引っ掛かってしまうのです。

このようなやや濁ったフィールドでは、ボトムすれすれを、障害物に当てながら引くのがコツになります。

そのため、絶対に根掛かりしないステルスペッパー70SF-Rの出番となるわけです。

ステルスペッパー70SF-R

このスローフローティングでワイヤーガードを設けるという構想自体は5年以上前からあり、自分でチューニングして使用していたこともありました。

ただ、そんな中で「ライブスコープ」という革命が起きてしまったのです。

ライブスコープがあれば根掛かりを画面上で先回りして回避できるため、ガードの必要性が自分の中で一度なくなってしまったという…。

しかし、なんとH-1GPXではライブスコープが禁止に。

ラインを太くして使用すれば回収は可能になりますが、結局ストラクチャー周りという絶好の場所で根掛かりしてしまっては本末転倒となってしまうため、やはり根掛かりしないスイッシャーの存在が必要不可欠となってきたのです。

実は安易にワイヤーガードを付けるというアイデア以外に、「クランクベイトやシャッドにペラを搭載する」という、リップ構造でシンプルにストラクチャーをかわしていくプロトも進んでいました。

正直、これはこれで良かったのですが、やってみると問題点も多数存在し、こちらは現在お蔵入りに。

結局、ステルスペッパーにワイヤーガードを取り付けるというシンプルな方法に行き着きました。

こうして生まれたのが、ステルスペッパー70SF-R(スローフローティング ライオットシールド)です。

ワイヤーガードを付けるにあたって、その位置と長さは徹底的に煮詰めました。

ストラクチャーの回避能力だけでなく、魚のフッキング性能、破損の可能性の排除、それらをテストする中で確認していきました。

従来のフローティング(70F)は浮力を強めに設計し根掛かり回避能力を高めていたのですが、ガードが付いたことでその必要もなくなったため、水中での安定した姿勢を重視したスローフローティングにしています。

また、ガード付きに関しては表層で使用する可能性が低くなるのでルアー自体の姿勢も変更しています(※70Fのほうが後方重心。そのほうが後方ペラが表層で良く動くため)。

さらに、フックに関しても昨今の状況に合わせて仕様変更しています。

もともと70Fに付属しているカルティバST26TN#10はかなり細軸で、ナイロンやフロロといった細めのモノフィラメントラインを使用することが前提のフックです。

そのため、魚が大型化しているフィールドやPEラインを使う際は、フックを太めに変更する必要がありました。

今回の70SF-Rでは、ガードがあることで根掛かりを恐れず太いラインを使えるため、最初からやや太軸のフック(フロント:BKK スピア20SS #8 リア:BKK スピア20SS #10)へ仕様変更しています。

ステルスペッパーのキャロはビッグフィッシュも平気で食ってくるため、前側のフックサイズも#10→#8に大型化させました。

さらに大きい魚を狙いたいときは、もっと太軸に変更してください。

このワイヤーガード、全くといって良いほど根掛かりしません!

クランクベイトを引くよりも根掛かりしないので、オダの中にぶち込んで引いてきてもOK。

従来、オダに当てるときはキャロクランクを使用していましたが、SF-Rを作ってからというものほとんど使用しなくなりました。

特にこれからの時期、お盆過ぎあたりになってくると本格的にリザーバーのバスはシャローから離れ、徐々に沖のブレイクやフラットへ移動し始めます。

ライブスコープ等の高性能魚探が無い、もしくは魚探が無い場合にオススメなのが、ルアーをボートの操船で引いてくる「ドラッギング」というテクニックですが、

ここでこのキャロステルスをひたすらボトムすれすれに巻く、あるいはズル引くのが最強の戦略になります。

キャロステルスにて

障害物にシンカーが当たったら、止めておくとルアーがさらに浮くので、シンカーを外してまたドラッギング……。

これだけでバスがルアーをひったくっていきます。

何もないオープンなクリアウォーターなら従来の70Fの中層引き、ストラクチャー絡みのマッディレイクなら新型70SF-Rのボトムノック。

嘘のように釣れることがあるこのキャロステルス、ぜひ使い分けてお試しください♪

★タックル★
ロッド:フェンウィック LINKS-CT 65SLP+J クリッタースティック
リール:ヴァンキッシュ2500S
ライン:エックスブレイド フィネスシャングリラ 0.6号 + LDLフロロ 1.75号〜2.5号(70cm程度)
リーダー:LDLフロロ 1.5号〜2号 50〜60cm程度
シンカー:3.5g~60g
(水深2mのシャローから20mの極深ディープまで探ることができるため、使用するウエイトは多彩です。一見、常識外れともいえますが、そんな人間の常識はバスには通用しません!釣れれば正義です。ちなみに、3~7mレンジの超低速には5gを使用しますが、これも一つの方法にすぎません)
ルアー:ステルスペッパー70SF-R、またはステルスペッパー70Fのキャロライナリグ

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