流行りの釣りの見極め方は?

流行りの釣りの見極め方は?

おはようございます、こんにちは、こんばんは。

10月も中旬に入り、いよいよ秋本番!

朝晩はすっかり涼しくなり、木々もちらほら色づき始める季節になりましたね。

前回は「秋は巻き物」という定説についてお話ししましたが、釣りの世界にはほかにも、いろいろな定説や流行があります。

てことで今回は、こんな質問にお答えしまっす!

【質問】
流行っている釣りが、本当に釣れる釣りなのかをどう見極めていますか?

いやいやいや、そんなのやる前からわかるやん!っていう(笑)。

まあ、これはちょっと極端な言い方ですけど、僕からするとそうなんですよ。

そもそも、流行っている釣りが自分にとって有効なのかどうか。

それがわからないということは、世の中の情報に首を右へ振らされたり、左へ振らされたりしているわけじゃないですか。

これ、以前お話しした「広く浅くか、狭く深くか」という話にもつながってくるんです。

僕は基本的に、狭く深く追求するタイプです。

ひとつの釣りやアプローチをしっかりやり込んでいる人だったら、新しいルアーやリグが出てきたときに、ある程度は発想でわかるんですよ。

「ああ、これね。こういうときに効くんだろうな」。

「だったら、自分が行っているフィールドでも使えそうだな」。

という具合に。

ところが、広く浅く情報を集めている人の場合は、そうはいかない。

なんか新しい釣りが流行っているらしい。なんか釣れているらしい。

よくわからないけど、とりあえず自分もやってみよう!

こうなると、その釣りが本当に自分に必要なのか、どこで判断すればいいのかわからなくなるんですよね。

じゃあ、どうすればいいのか。

全力で振り回されてください(笑)。

いや、これが真骨頂の答えなんですよ。

いろんな情報に振り回されて、あれも試して、これも試して。

その結果、自分のボックスの一軍に残ったものが、結局は自分にとっての正解だったということです。

そうやってスタイルが形成されるってこともありますね。

それでも全然いいんですよ。

だって、等価交換ですから。

狭く深くひとつの釣りを追求する人は、ほかの釣りに対応しにくくなるというリスクを背負いながら、その釣りと真正面から向き合っている。

だからこそ、深い知識や経験が得られるわけです。

一方で、いろんな情報を広く浅く取り入れるのであれば、当然その分だけ失敗もするし、損をすることもある。

なのに、いい情報だけを手に入れて、おいしい思いだけをしたい。

挙げ句の果てに、思うように釣れなかったら、

「あのYouTuberの情報は当てにならない」。

「あのプロが言っていたことは、ただのセールストークだった」。

なぁんて言い出す。

いや、それは相当性格悪いですよ(笑)。

自分都合のわがままにも程がある!

結局、自分が思うようにおいしい思いをしたいだけだから、そういうことになるんです。

因果応報ですよ、因果応報。

じゃあ、流行っている釣りとどう付き合えばいいのか。

一番大事なのは、自分の遊び方を持って、フィールドとしっかり向き合っていることです。

たとえば、ひと昔前にスモラバの吊るしが流行りましたよね。

あれだって、自分が普段通っているフィールドにオーバーハングがたくさんあって、ヤブをこいで入っていけば吊るしで釣れそうだなと思うなら、取り入れればいいんです。

でも、オープンウォーターしかないようなフィールドに通っている人が、吊るしが流行っているからといって取り入れたところで、どうするんですか?

オープンウォーターで何を吊るすん?っていう(笑)。

そういうことなんですよ。

流行っているから使うんじゃなくて、自分が普段行っているフィールドに、その釣りが必要なのかどうか。

そこを考えなきゃいけない。

ただ新しい情報を手に入れて、なんとなく使ってみるだけでは、その釣りをちゃんと理解することもできない。

結局、よくわからないまま使って、よくわからないまま「なんだこれ?」と捨ててしまう。

それじゃあ、もったいないですよね。

だから、新しいルアーやリグが出てきたときには、自分が普段行く場所、行ってみたい場所、これから行くかもしれない場所まで含めて考えてみる。

「これ、使えるかな?」。

「使うとしたら、こんな感じかな?」。

そういう想像がどこまでできるのか。

そこが問われるんだと思います。

もちろん、自分で判断するのが怖いのであれば、もっと詳しい情報が出てくるまで待てばいいんですよ。

いろんな人が使って、釣れた、釣れなかったという情報が出そろってから判断する。

それもひとつの方法です。

ただし!

そうやって待って待って、手堅く手堅く、人の情報だけを見極めて、なるべく損をせずにいい情報を手に入れようとしたときには……。

その情報は、もう劣化版なんです。

新しいアプローチを、誰よりも早く自分のものにするチャンスは、すでに過ぎているわけってこと。

だから僕は、新しい釣りやテクニックに対しては、なるべく早い段階で、自分の中で理解できるものを取り入れる。

そして、取り入れるからには一生懸命、深く追求する。

これが最新テクニックと付き合ううえで、一番大事なことだと思っています。

 

昔、永谷園の「大人のお茶漬け」のCMがあったじゃないですか。

子供がふすまをちょこっと開けて、お父さんとお母さんが夜にお茶漬けを食べているのをのぞいている、あの感じ。

ああいうふうに、世の中をちょこっとのぞいているだけの大人は出遅れますよ(笑)。

自分は安全なところにいて、誰かがおいしい思いをしているのを見てから、そこに参加しようとしても遅いんです。

その時点で、もう大人のお茶漬けの食卓には入れない距離にいるんですよ。

だから、新しい情報をどう見ているのか。自分自身のスタンスを振り返ってみることも大切です。

流行っているから釣れる、流行っていないから釣れない、という話じゃない。

自分のフィールドに必要なのか。自分の経験から、その釣りをどう生かせるのか。そして、取り入れるならどこまで深く追求できるのか。

結局は、そこなんですよね。

というわけで、keep it 現場!!

また来週!

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